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【デザイナーの思い】

 私事ですが、お花の世界へ入るきっかけになったのは、大切な家族を失くし、深い悲しみの中での出来事でした。

 薔薇の花が大好きな人でした。

 墓前には、薔薇を基調にしたアーティフィシャルフラワーのお供え花を贈りたい。


 一般的には、薔薇はトゲがある為、お仏壇や墓前には相応しくないといわれています。​ 

 お店を探しても、なかなか思い描くものが見つかりませんでした。


 だったら、自分で作るしかない。
 いくつも花材店を回って買い集めた薔薇の造花で、墓前用にお供えを一対作ったのが始まりです。

  

 その後も、

 「いかにも、仏花ではなく、洋花で可愛らしいものはない?」

 「お仏壇が明るく、癒されるような色合いのアレンジメントはない?」

 「病院へのお見舞い花は生花がダメなので、病室に持ち込める小さなアレンジメントはありますか?」

 そのような声を聞くようになりました。

 お祝いや結婚式など、ハレの日向けのアレンジメントはたくさんあります。

 しかし、一番ツライ時、悲しい時に寄り添える気持ちを贈るアレンジメントはなかなか見つかりません。

 あの時の私のように、それを探しているお客様はたくさんいらっしゃる。

 だったら、それにお応えできる花屋を作ろう。

 これが、ショップを立ち上げた原点です。

​ 贈る方、贈られる方への気持ちを大切に。

 アトリエ鏡花堂はお客様のお気持ちに寄り添える作品作りにこだわっていきます。

​ アトリエ鏡花堂

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